翌朝は天気予報があたってしまい、雨の朝になりました。
朝食後ホテルに戻り荷物をまとめ、ホテルから空港に送ってもらう手続きをしました。
これは便利がよかったです。
朝食を外に食べに出た時には風もあって雨も少し強かったのですが、チェックアウトをして外に出ると、雨は小降りになっていました。

ホテルから歩いて数分のところにある『福岡市博物館』へ。

左の写真は観覧券ですが、正面から見た博物館の写真です。博物館の中央より少し左側に見えるのは、昨年のFUKオフ会の時に行った福岡タワーです。

まず、『福岡藩の江戸屋敷』という展示のある展示室へ。
江戸時代に参勤交代が行われていた当時、福岡藩の江戸屋敷は現在の霞ヶ関にあったそうです。その屋敷があった場所や写真、その周辺を描いた浮世絵、そして広い屋敷の間取り図もあり、とても興味深く、3人でのぞき込むようにしながら、いろいろ話しながら見て回りました。この展示室の最後には豪華な螺鈿(らでん)で飾られた長い槍が展示されていて、当時の華やかさが感じとれるようでした。


この博物館には福岡市の志賀島(しかのしま)で出土した国宝の「漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)」という文字が刻まれた金印があります。私も実際に見るのは初めてでした。もっと大きいと思っていましたが、1辺がほんの2cmちょっとの小さなものです。

金印が置かれた下の方に鏡が置かれてあり、刻まれた文字も見ることができますが、なにしろ小さいですから皆さん食い入るように見ていらっしゃいました。
私達も「こんなに小さいと思わなかったね〜」と言いながら展示ケースに顔を近づけて見入っていましたが、小さくても輝く金色としっかりと刻まれた文字、動物に蛇が巻きついたようなつまみの部分の蛇のうろこのような模様もしっかりと彫られていて見ごたえがありました。
旧石器時代から現代まで、福岡の地の変遷が詳しくわかる展示もありましたので見て回りました。
出土した旧石器時代の壺や剣、農工具、猟や狩りに使われていた道具などから歴史を追って、ありとあらゆるものが展示されていて、中には江戸時代頃の長屋で暮らす人々の暮らしを3Dのような映像で見ることができるものや模型もあり、とても楽しめました。
ビデオ(6分間)で戦後からこれまでの福岡市の発展を見ることが出来るコーナーがあったのですが、ここで福岡空港が開港した時の様子も少しですが映りました。もちろん飛行機も!その中でトライスターも映って、そこでは3人で「トライスターだ!」と盛り上がっていました(笑)。

教科書で見たことがあるもの、テレビなどで見たことがあるものなど、記憶にあるものも多くありましたので、ここでもいろいろと話しながら見て回ったのですが、あっという間に時間がたってしまっていて、博物館の後に行く予定にしていた海の中道へは行く時間がなくなってしまいました。
ランチ後空港へ向かうことにして博物館を出ます。この時にはもう雨は上がっていました。